2011年02月12日

イタリア 24都市の物語(光文社新書)

作者のイタリアに対する想いが伝わってくる書物だ。

都市にはそれぞれユニークな人物のエピソードが残されており、あたかも彼らが都市の行方を決めてきたかのようなものがある。それを作者は丁寧な調査をもとに綴っている。

吹聴される「歌って踊って恋をして」というような薄っぺらいイタリア像ではなく、陽気なイタリアの半面で汚れた一面をもっていることを媚びることなく記述している。

それはイタリアというよりも各都市のストーリとして物語ることで、より生活に密着した実像に迫るものである。なによりも時代を生き抜いてきた人々の中にこそ真実が隠されている。

一読に値する素敵な本である。
旅行前に読みたいものだ。



posted by Sono_Hiro at 11:26| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。